薪ストーブのある古民家再生

広い土間玄関をぬけ引き戸をあけると、そこには隠れ家のようなLDKがあります。昔のおくどさんでいぶされた渋い色の梁に見守られながら、子どもと猫がのびのびとすごし、寒い夜は薪ストーブの近くに寄って、ストーブで煮込んだ料理をつまみ、ゆらめく火をながめながら晩酌。ここにはそんなゆったりとした時間が流れています。

基本データ

木造伝統工法 古民家再生
1F 129.1㎡ + ロフト 33.24㎡ = 162.34㎡
断熱工事あり / 補強工事あり / 家族構成:大人2人子ども2人

古民家を購入するところからのスタート。この古民家が改修できるか、購入前の相談から関わらせていただきました。 築90年以上の農家住宅。田の字型の和室に広い土間玄関、北の奥の部屋が昔おくどさんのあった台所、トイレは母屋になく、屋根裏は昔の薪置き場になっており使えるのは1階だけでした。 住みながらのリフォームだったため、3年ほどの長期計画で、1年目にまず風呂・トイレ・洗面をリフォームし、時間のかかるLDKは、先に玄関土間に仮設キッチンを作ってから取り掛かりました。古い天井や傷んだ床など全部取り除き、土壁補修や断熱工事をしました。床は30mmの杉材、壁は漆喰塗り(一部施主DIY)、天井は杉材です。薪ストーブを置くスペースが限られていたため、炉台や炉壁を壁や床と一体化しています。

改修前の写真です

pagetop