家づくりコラム⑤間取りポイントその2全員参加
間取りづくりのポイントその2
家族全員の話を出す
住まい方と家族一人一人の事を考え抜いてから、
間取りの構想を練るべきとお伝えしました。
ここでいう家族とは、ご主人、奥様だけでなく、
新しい家に一緒に住まう成人の家族全員の事を言います。
長年一緒に暮らしていると、家族の事はわかってるつもりになりがちです。
しかし、あらためて家族一人一人にどうしたいのか話を聞いていくと
「そんな風に考えていたの!」と意外そうな反応を示されることがよくあります。
使い勝手にしても、ご夫婦が全く別の考えを持っている場合が多いのです。
一緒に住まう家族の場合、一人一人のイエスとノーを大切にすることが基本となります。
私の場合、18歳未満の子供の意見、特に将来家を出ていく子供の意見は参考までに聞く程度にとどめています。
そこに住む大人達が真剣に考えることが大事です。
私(堤)はご夫婦などと打ち合わせをするときにファシリテーター(会議などがスムーズに進むように支援する人)のような役割になることがしばしばあります。
普段の生活の中ではなかなか話し合う機会のない思っていたことを、設計士の私がその場にいると言いやすいこともありますので、どんどん意見を引き出していけたらと思っています。