家づくりコラム⑥間取りポイントその3気候風土
間取りづくりのポイントの3つめは、
季節と気候を大切にする
大きな地震や台風などの自然災害が起こると、人は自然の中に生きている小さな存在だと実感します。
自然に逆らって生きるのではなく、自然と共に生きるのが日本人の知恵だと私は考えます。
日本には四季があります。先人たちは四季を上手に住まいに取り入れる工夫をしてきました。
それは現代であっても同様で、四季を意識した家づくりをしなければなりません。
また同じ四季であっても四日市と津では気候に差があります。
また四日市市内であっても海側と山側では違います。
道一本挟んだだけで風と光が大きく変わるのです。
あなたがこれから新しい家を作る場所がどんな場所なのかを、長い目で見極めてください。
自然環境を取り入れた家は、子供を感性豊かな人間に育てることにつながります。
もちろん断熱も
自然とともに生きるといっても、家が自然をダイレクトに感じるテントのようにするわけにはいきません。
方角・窓の位置・屋根の向きや庇などを考慮した間取りに、自然の力を最大限に取り入れたうえで、
そして断熱や複層ガラスで自然の厳しさから暮らしを守る。
家の性能はもちろん大事ですが、決して、断熱等級を優先するあまり窓を小さくしていくなんていうことが起きないようにしましょう。