家づくりコラム⑩LDK
家づくり間取りを考える際のLDKの考え方を書いてみます。
LDKは敷地の一番いい場所に
建築予定地に赴いて方角を確認し、一番良い場所を見極めたら、
そこに家の中で一番大事な部屋を配置します。
家の中で一番大事な部分とは、LDK(リビングダイニングキッチン)です。
LDKは料理を作り、食事をし、憩うための部屋です。
家族が集まるLDKは、家の中で一番広い公共の場となります。
そのLDKを敷地の中で一番いい場所に配置することにより、
さらに家族がそこに来る回数が多くなり、滞在する時間も長くなります。
たとえ会話が無くても同じ空間の中に家族がいるということが大切です。
LDKを単なる場所でなく家族の居場所にするために、家の中で一番の環境にしなくてはなりません。
ただし、そのLDKも敷地の条件や各家庭が求める大きさ・機能は異なります。
それらをすべて含んだ上で技術者は間取りをレイアウトしていきます。
このように家族が長時間いる順に、良い場所を選択して間取りをつくっていきます。
朝、気持ち良い場所にキッチンを
いろいろな生活パターンがあるとは思いますが、
住まう人のエネルギー補給場所であるキッチンは、多くの方にとって毎日の出発点。
もし許される環境であればキッチンの窓の向きなどは夜向きではなく朝向きにするのがおすすめです。
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