真壁(しんかべ)と背割れの柱
平屋の新築現場に来ています。
緑色の養生で巻いている柱は、仕上げ工事が終わった後も見えてくる柱=化粧柱(けしょうばしら)
といいます。この化粧柱が完成時も見えてくるつくりを真壁づくり(しんかべづくり)といいます。
反対に完成時に柱が見えなくなるつくりを大壁づくりといいます。
動画でのご紹介はこちら↓
背割れの柱というのは、木材を乾燥させる際に芯まで乾くようにいれるものですが、自然乾燥または低温機械乾燥の場合のみに背割りを入れます。
最近多くなっている背割りのない柱は、機械で高温乾燥されているものが多く、柱の外側の見た目はきれいですが、内部にひびがはいってしまったり、高温により木材の良さであるねばりや香りが失われてしまうこともあります。
集成材も主流になってきている世なので、背割りの柱を生産してくれる材木屋さんがずっといてくれることを願います。
こちらの写真は真壁づくりの和室の施工事例です。