家づくりコラム⑲三重県の気候に最適な土壁
左の写真は土壁の下地、”竹小舞(たけこまい)”。竹をシュロの縄で編んでいきます。竹小舞の施工後の現場は本当に美しいです。
右の写真は土壁を塗って乾かしているところです。呼吸する壁であり、自然に還るという素材をつかうことは気持ちが良いです。
昔の家は全て土壁でした。県内には土壁の家が多くあり、
子供の頃、土壁の家の涼しさを体験された方も多いと思います。
土壁には人にやさしい、室内の調質効果と消臭浄化作用があります。
近年、夏が非常に厚くなってきました。
そんな時代こそ土壁はエコで最適な工法だと私は思ってます。
残念ながら土壁を造るには、その材料と職人が限られていて多くを造れなくなっています。
また、夏には最適な土壁ですが、冬には工夫しないと寒い家になる場合があります。
(工夫次第で解決します)。日本の気候風土の中で培われた土壁を、
できれば家づくりの中で活かしていきたいと思っています。
費用は、(一つの目安ですが)坪当たり6~7万円が上乗せされますが、
三重県の気候とこれからの時代に合った土壁もご検討ください。
通気断熱WB工法でも土壁を採用できます。もちろん長期優良認定住宅にすることもできますのでご相談ください。
弊社の四日市市富州原町にある事務所の打ち合わせ室も土壁を使っています。ぜひご体感しにお越しくださいませ。