—注文住宅で間取や仕様を決める方法-vol.2
vol.2 敷地への建物配置
敷地を購入する際の目安にもなりますので、今回は建物配置について語りたいと思います。
最近では高気密化住宅の普及も進み、自然の恵みを意識しなくても過ごせる住宅(弊社でも対応中)になってきつつありますが、私が三重県の北中部で家づくりするなら自然の恩恵も最新テクノロジーも自分の好みを出来るだけ取り入れ設計します。自然の最大の恵みである太陽の恩恵を受けるために、敷地のレイアウトは重要ポイントの一つになります。人の暮らしや建物には、正午ぐらいまでの太陽に恩恵が多いので南側東側が広く取れるように(周りの環境に特別なことがない場合に建物配置は)北側と西側に寄せてレイアウトします。
南道路、東道路の土地が良いと聞いたことがある方がいらっしゃるかと思います。南、東側に道路があると敷地の中でスペースを取らなくても距離が取れるからです。但しその道路の通行量が多いとその面に大きな窓をとっても、閉めっぱなしの窓となり全て無駄になってしまいます。なので意外と北や西道路でいっぱいまで寄せて、南や東の空きができる土地でなおかつ南や東へっ傾斜する土地は、楽しい計画が出来たりする可能性もありますね。いずれにせよ敷地への建物レイアウトは、道路付と通行量も考えたうえで太陽の動きを加味し計画します。
敷地を購入する方は、①土地の相性そして ㋑ハザードマップ㋺道路具合㋩広さ㋥南東の空き具合を考えるとより良い家づくりに進めます。
そして今回のデモ設計は、写真のTAPの駐車場でやってみようと思います。