第一章 幸せな間取りの作り方(3/4)
その3 季節と気候を大切にする
大きな地震や台風などの自然災害が起こると、人は自然の中に生きている小さな存在だと実感します。
自然に逆らって生きるのではなく、自然と共に生きるのが日本人の知恵だと私は考えます。
日本には式があります。先人たちは四季を上手に住まいに取り入れる工夫をしてきました。
それは現代であっても同様で、四季を意識した家づくりをしなければなりません。
また同じ四季であっても四日市と津では気候に差があります。
また四日市市内であっても海側と山側では違います。
道一本挟んだだけで風と光が大きく変わるのです。
あなたがこれから新しい家を作る場所がどんな場所なのかを、長い目で見極めてください。
自然環境を取り入れた家は、子供を感性豊かな人間に育てることにつながります。