階段について、建築屋は勘違いしている!3/5
「なぜ建築基準法において、住宅の階段勾配だけ、こんなに急なんだろう?」
「何を基準として、公共施設の階段は勾配が決まっているのだろう?」
「今まで、使う側の寸法じゃなくて、建築基準法の規制寸法ばかり気にしていたぞ・・。」
「昔はどうだったんだろう?」
住宅設計の通例と思い込んで設計をし、建築主に「住宅の階段はこれが標準です」と
説明してきた階段の勾配に、絶対的な根拠がないことに気づきました。
しかし世の中は、この通例によって階段材料の既製品化が進み根ずいています。
また、視点を変えると、それまでは聞き流していた情報が素直に頭に入ってくるようになりました。
階段生活を余儀なく始めた杖生活の高齢者が、杖なしの生活をするようになった・・。
きんさん、ぎんさんがマスコミに出て、よく動くようになったら、歩けるようになった・・。
都心では狭い土地に建てるので、高齢者の平屋建ては非現実的・・。
そして決め手は、師匠冨田先生の講義でした。
その時の話は「私は足が悪いので、どこへ行っても階段が一番嫌いです」で始まりました。